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仮想消費者→コンテンツ→SEOキーワード。敏腕WEBディレクターの戦略とは?
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コンテンツ志向のWEB設計

2008年1月 9日 10:21 :カテゴリ 隣のSEO(実例) : サイト構成 ペルソナ 

今回は、コンテンツ設計に関するケーススタディです。


お話を伺うのは、都内でWEBディレクターとして活躍しているE社のBさんです。
(各種事情により社名と名前は非公開です。アルファベットも架空のものです。)


このコラムでの設定
『箱根の温泉旅館』新規ホームページの企画を考える。


記者:
まず、サイトのコンテンツを決める時の注意点などをいくつか挙げて頂けますか?

Bさん:
まず、サイトを制作する際、その提供するサービスがどれくらいの競合にさらされているかをチェックしなければなりません。

今回の場合、『箱根の温泉旅館』ですから、すでに先行業者がたくさんいます。

”部屋の紹介、料理の紹介、浴場の紹介”

こうしたコンテンツを作成して、集客する為に、SEOやその他広告を行い、サイトに誘導する。

仮にSEOに成功したとしても、かなりの競争にさらされることは間違いありません。


記者:
私も温泉旅館を探すとき、ポータルサイトを経由することが多く、5~6箇所程度比較しますね。


Bさん:
そうですよね。料金や料理、雰囲気などを比較したり。。。
最近ではエステコースなども組み込まれていたり。サービスでの差別化を図っているところも多いですよね。

制作会社の担当者がよく

『ユーザーの視点で。。。』

という発言をします。

このユーザーとは誰のことでしょう。一般的な日本人の典型を指すのでしょうか?
30代?40代?男性?女性??

万人に読みやすく、わかり易いサイトをつくれば、勝手にユーザーが集まってきた時代は、はるか昔です。

もちろん、温泉の質がずば抜けて凄いとかなれば、また別のはなしですが。。。


私が最近よく使う手法としては、仮想の消費者を複数つくることです。
ストーリーを設定しながら、その人が宿泊中に満足頂けるコースをイメージしながら企画をたてていきます。

kasou01.jpg kasou02.jpg

例えば上記のような感じです。

1人目は、58歳男性で趣味は写真撮影です。

『来週の連休に、1泊2日で箱根の温泉でも行くか?』(夫婦2人)


記者:
この人がネットで箱根の旅館やどこを観光するか探すんですね。


Bさん:
そうです。そしてこの人がサイトにやって来たとします。当然、浴場の案内や料理の案内のページは必要でしょう。

近隣の名所なんかが紹介されているサイトをよく見かけますが、それを一歩進めて、

『○○○絶景撮影スポット』

なんてページを用意します。もっと親近感を持たせるために、旅館の従業員で写真好きの人がいれば、その人がナビゲーターとして登場するのも良いでしょう。愛用のカメラなども掲載したり。。。

この男性はブログもやっているので、きっとここで撮影した写真をブログに掲載するでしょう。


記者:
今ではほとんどの方がカメラ付の携帯を持ってますしね。
こうしたユーザーの記事を紹介するコンテンツもあったら面白いですよね。
ブログに掲載してくれたお礼に割引き券を贈るとか。。。


Bさん:
そうそう、そんな感じです。今回は夫婦ですので、半日は二人で出かけて、もう半分はそれぞれ単独行動を設定してあげたり。ご主人が撮影に行っている間、奥さんはエステとか。。。

このような、とりとめもないことを、2人目も同様に考えていきます。最初の1人目をこちらから提案すると、2人、3人くらいは、オーナーさんからも案が出てきますね。

こうした作業を複数やっていくと、コンテンツのネタがつくりやすくなると思います。

万人向けのサイト+アルファ

をどうつくりだすかがポイントとなります。従業員の趣味などが生きるコンテンツだとベストかもしれません。

1人目の写真撮影が好きな方向けのコンテンツをつくるとすると、SEOのターゲットとしては、以下のようなキーワードになるかと思われます。

hakonekey.gif

お客さんになり得ない人も多いでしょうが、そんなに遠くない語句だと感じます。
もちろんこうしたコンテンツはメインではないですから。。。

(Googleキーワードツール:https://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal

こうした設計ができているサイトというのはまだ少ないですから、競合過多に悩んでいる方にはオススメです。


記者:
Bさんありがとうございました。

ユーザーの視点でサイトを作成するということはよく言われますが、たしかにそのユーザーの焦点がぼやけていることが多いですね。

自社の商品やサービスを力説しすぎると、なんだか居心地が悪い感じがすることもあります。

来たお客さんをもてなす姿勢が出るとよいですよね。

こうした取り組みをしていくと口コミも期待できそうです。

また、オーバーチェアなどの広告を入れる際にも、

【撮影スポット情報満載】箱根AA温泉

などと入れたりすると、写真好きの心を動かすことができるかもしれませんね。

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コメント(2)

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簡単なようで、できていないですね。。。
奥が深い。

私も聞いていて、独りよがりなサイト構成を反省しました。
自分の思い入れだけをつい強く入れちゃうんですよね。

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