最近、「もんじゅ」が危ない!などのうわさが飛び交っているが、「もんじゅ」とは一体何なのか?何が危険なのか?
6月23日に行われる落下物の回収作業とは?核サイクル?プルサーマル?維持費1日5500万円?
原子力に関わる問題のすべてが、この「もんじゅ」に凝縮されている。
高速増殖炉「もんじゅ」とは?
福井県敦賀市にある出力71.4万kWの高速増殖炉で1985年年に着工し。1991年より試運転を開始した。
一般の原発は、ウランを濃縮・加工して原子炉で燃やして、発電する。(廃棄物は年々増えているのが現状)

一方、高速増殖炉は、プルトニウムを加工して、発電させつつ、プルトニウムを増殖させ、原子炉で燃やし、さらに再処理をして燃料のリサイクルを可能にする。一説には60倍ものエネルギー効率が得られるらしい。(下記図:右側)*但し、リサイクルしても廃棄物は当然出る。

既存の原発からでる廃棄物の再利用もでき、資源の乏しい日本にとっては、まさに夢のような計画である。ただ、核分裂の速度が速いので一般の原子炉よりも制御が難しいというのも事実だ。
「もんじゅ」は、日本の原子力政策の未来を託された存在であったが、1995年のナトリウム漏洩事故、2010年8月には中継装置が原子炉内に落下するなど数々の問題を抱え、いまだ運転再開、実用への道筋は見えていない。実は日本(茨城県大洗町)には常陽(日本で最初の高速増殖炉)という高速増殖炉が存在するが、2007年に事故を起こし運転休止を余儀なくされている。
福島原発でよく耳にした「プルサーマル」とは、プルトニウムを取り出して新しい燃料(MOX燃料=ウランとプルトニウムを混ぜた燃料)を作り、現在の原子力発電所で再利用することである。高速増殖炉の実用が難しいため、一般の原子炉でリサイクルができるように考えだされた方法である。(反対派の意見:プルサーマル導入−その狙いと危険性.pdf)
増殖炉事故 [もんじゅ] 現場で何が・・・内部取材 テレビ朝日「報道発 ドキュメンタリ宣言」
増殖炉事故 [もんじゅ] 現場で何が・・・内部取材 投稿者 sean2010jp
トラブル復旧作業ヤマ場へ 「もんじゅ」で何が起きているのか 関西テレビ スーパーニュース アンカー
「核抑止力に相当するものをもんじゅによって日本は持っている」 テレビ朝日「報道ステーション」
原子力の資源 ウラン、プルトニウム(小出裕章氏:参議院の行政監視委員会)
これまでも何回か事故を起こして殆ど使えていないにもかかわらず、原発推進派の方達はまだ高速増殖炉もんじゅを動かそうとしています。世界中で見ても、ほとんどのところが計画段階で高速増殖炉を諦めているし、フランスからも撤退されました。確かにメリットだけ見ると、動かしたい気持ちはわかりますが、それに対するリスクが高すぎます。釣り合いが全く取れていないと考えられます。
長期的なエネルギーの安定供給や放射性廃棄物の潜在的有害度の低減に貢献できる可能性を持つ高速増殖炉サイクルの導入が、我が国のみならず米国やフランスなどで期待されています。このため高速増殖炉サイクル技術は、我が国の科学技術基本計画において国家基幹技術として位置付けられ、その実用化を目指す研究開発が国際協力を図りながら展開されています。
原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の運転再開をめざす日本原子力研究開発機構が、国の了承を得て地元に協議を申し入れた。
地球温暖化への関心の高まりや、また、国際的
な資源獲得競争が厳しくなっている状況の中での、高
速増殖炉の位置づけや重要性、そして「もんじゅ」の運
転を通して得られる成果が原子力機構を中心に進めて
いる FaCT プロジェクトなどの今後の高速増殖炉サ
イクル技術開発にもつながるどうしても必要なもので
あることをきちんと説明すればわかってもらえると思
います。
2 月 5 日の新聞報道では、この費用が 9億 3700 万円に上り、原子力機構が東芝と契約したことを報じている。ただし炉内中継装置の作り直す費用は含まれていない。落下した炉内中継装置を引き上げるだけで 9 億 4000 万円もかかる。そもそも落下は「つかみ装置」の設計ミスが原因。
復旧作業は困難を極めた。昨年10月13日には6時間余りを費やしてクレーンでの引き上げを試みたが、そのつど「荷重超過」の警報が鳴り響いた。警報の設定値を100キロずつ増やして試みること24回。最後まで引き上げることはできなかったーー。
「福島第1と第2原発、もんじゅ(福井県敦賀市にある高速増殖炉)は稼働させるわけにはいかない」 海江田万里経済産業相
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